給湯器のエラーコードを解説|メーカー別まとめ

給湯器は、私たちの生活に欠かせない設備です。毎日のお湯の使用に欠かせないだけでなく、追い焚き機能やオート湯沸かし機能など、快適な暮らしを支える重要な役割を担っています。しかし、給湯器は10年~15年程度で寿命を迎えるため、定期的な交換が必要です。

さらに、給湯器は複雑な機械であり、様々なエラーコードが表示されることがあります。エラーコードは、給湯器に異常が発生した際に表示されるコードです。エラーコードはメーカーによって異なり、それぞれ意味と原因が異なります。

主要メーカーの給湯器エラーコード一覧

以下に、主要メーカーのエラーコード一覧と、それぞれの意味と原因、対処方法をまとめました。

メーカーエラーコード意味原因対処方法補足
リンナイ01着火不良ガス漏れ、バーナーの汚れ、点火装置の故障ガス栓の開閉確認、バーナーの掃除、修理依頼ガス漏れは危険なため、すぐに専門業者に連絡
ノーリツ12過熱防止装置作動異常燃焼、温度センサーの故障修理依頼異常燃焼は火災の恐れがあるため、すぐに使用を中止
パロマF13排気筒詰まり排気筒の汚れ、風速異常排気筒の掃除、修理依頼排気筒詰まりは一酸化炭素中毒の恐れがあるため、すぐに解消
パーパスE21水温センサー異常水温センサーの故障、配線の異常修理依頼水温センサー異常は火傷の恐れがあるため、修理完了までお湯の使用を控える
都市ガスE23ガス漏れガス漏れ検知装置の作動ガス会社への連絡、修理依頼ガス漏れは爆発の恐れがあるため、すぐに使用を中止
プロパンガスLP1ガス圧異常ガスボンベの残量不足、ガスの供給異常ガスボンベの交換、ガス会社への連絡ガス圧異常は機器の故障に繋がるため、早めに原因を解消
電気温水器E01漏電ヒーターの故障、配線の異常修理依頼漏電は感電の恐れがあるため、すぐに使用を中止

上記以外にも、各メーカーには様々なエラーコードがあります。

給湯器のエラーコードの確認方法

エラーコードは、給湯器のリモコンに表示されます。

リモコンにエラーコードが表示された場合は、取扱説明書を確認して、意味と原因を調べましょう。

例:リンナイ製給湯器の場合

リモコンの「エラー表示」ボタンを押すと、エラーコードが表示されます。

取扱説明書でエラーコードの意味と原因を確認します。

例:エラーコード「01」が表示された場合

取扱説明書を確認すると、「01」は着火不良を意味することが分かります。

原因としては、ガス漏れ、バーナーの汚れ、点火装置の故障などが考えられます。

例:ガス漏れの場合

ガス漏れは危険なため、すぐに専門業者に連絡し、修理依頼をする必要があります。

給湯器のエラーコードの対処方法

エラーコードの意味と原因が分かれば、自分で解決できる場合があります。

例えば、以下のような対処方法があります。

  • ガス栓の開閉確認
  • バーナーの掃除
  • リモコンの電池交換
  • ガスボンベの交換
例:ガス栓の開閉確認

ガス栓が閉まっている場合は、開けて再度試します。

例:バーナーの掃除

バーナーが汚れている場合は、ブラシなどで掃除します。

例:リモコンの電池交換

リモコンの電池が消耗している場合は、新しい電池に交換します。

例:ガスボンベの交換

ガスボンベの残量が少ない場合は、新しいガスボンベに交換します。

自分で解決できない場合は、修理業者に依頼する必要があります。

給湯器のエラーコード|修理依頼の際の注意点

修理依頼をする際には、以下の情報を伝えるとスムーズです。

  1. エラーコード
  2. 給湯器の型号
  3. 設置場所
  4. 症状

また、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。

まとめ

  • 給湯器のエラーコードは、メーカーによって異なるため、取扱説明書を確認して意味と原因を調べる必要があります。
  • 自分で解決できる場合もありますが、危険な場合や原因が特定できない場合は、修理業者に依頼することをおすすめします。

Q&A

エラーコードが表示されたときは、すぐに修理依頼する必要がありますか?

エラーコードによっては、自分で解決できる場合もあります。
まずは取扱説明書で意味と原因を確認し、対処方法を試してみてください。

修理依頼はどこにすればよいですか?

給湯器のメーカーに直接依頼するか、地域の修理業者に依頼することができます。

修理費用はどのくらいかかりますか?

修理費用は、エラーコードや故障箇所によって異なります。
見積もりを取ることをおすすめします。

給湯器の寿命はどのくらいですか?

給湯器の寿命は、10年~15年程度です。

給湯器を長持ちさせるためには、どのような点に注意すればよいですか?

以下の点に注意すると、給湯器を長持ちさせることができます。

  1. 定期的にメンテナンスを行う
  2. 異常を感じたらすぐに修理する
  3. 寒冷地では凍結対策を行う