給湯器からお湯が出ないというトラブルは、日常生活に大きな支障をきたします。
焦って無理に解決しようとすると、状況を悪化させる可能性もあります。
そこで今回は、お湯が出ない時の冷静な対応方法と、原因の特定・解決までの流れを解説します。
慌てない!まずは落ち着いて状況確認
1. 状況確認:詳細な情報収集
以下の項目を確認しましょう。
- お湯が出ないのは、すべての蛇口ですか?
- キッチン、洗面台、浴室など、すべての蛇口で症状を確認しましょう。
- 一部の蛇口のみ症状がある場合は、その蛇口のみに問題がある可能性があります。
- 水は正常に出ますか?
- 水も出ない場合は、水道水の供給停止や凍結などの可能性があります。
- 水は正常に出る場合は、給湯器本体や配管に問題がある可能性があります。
- エラーコードが表示されていますか?
- 取扱説明書でエラーコードの意味を確認しましょう。
- エラーコードによって、原因を特定できる場合があります。
- 異常な音や臭いはしますか?
- 異常な音や臭いがする場合は、故障や漏電などの可能性があります。
- 異常を感じたら、すぐに使用を中止し、専門業者に連絡しましょう。
- 最近、地震や停電がありましたか?
- 地震や停電があった場合は、安全装置が作動している可能性があります。
- 安全装置が作動した場合は、取扱説明書に従って解除しましょう。
- 気温は極端に低くありませんか?
- 気温が極端に低い場合は、給湯器の凍結などの可能性があります。
- 凍結対策がされていない場合は、凍結防止ヒーターの設置などを検討しましょう。
状況をできるだけ詳しく把握することで、原因を特定しやすくなります。
原因別の解決策
1. お湯が出ない
気温が低く、給湯器の配管が凍結している可能性があります。
まずは、給湯器周りの温度を確認し、凍結している場合は自然解凍を待ちましょう。
2. お湯の温度が低い
水温が上がりやすい時間帯にシャワーを浴びたり、シャワーヘッドを節水タイプのものから通常のタイプに変更したりすることで改善する場合があります。
3. 異臭がする
すぐにガス栓を閉めて、ガス会社に連絡してください。
ガス漏れは爆発の危険性があるため、絶対に自分で解決しようとしないことが重要です。
4. 水漏れしている
蛇口のパッキンが劣化している可能性があります。
パッキンは比較的簡単に交換が可能です。
5. エラーコードが表示される
取扱説明書を確認すると、E13は「過熱防止装置が作動した」というエラーコードであることがわかります。
この場合は、しばらく待ってから再度給湯を試みてください。
その他
アパート・一軒家・マンション別:注意点
アパート
一軒家
マンション
いずれの住まいにも共通する注意点
- 原因を特定する
- 緊急性の判断
- 費用負担の確認
- 見積もりの確認
修理業者の選び方と依頼時のポイント
1. 複数業者から見積もりを取る
複数の業者から見積もりを取ることで、費用やサービス内容を比較検討することができます。
必ずしも最低価格の業者を選ぶ必要はありません。
2. 実績や評判を確認する
ホームページや口コミサイトなどで、業者の実績や評判を確認しましょう。
過去にトラブルがあった業者には依頼しない方が賢明です。
3. 24時間対応の業者を選ぶ
緊急性の高いトラブルが発生した場合に備え、24時間対応の業者を選ぶことをおすすめします。
4. 地域密着型の業者を選ぶ
地域密着型の業者は、迅速な対応が期待できます。
また、地元の情報にも精通しているので、安心感があります。
依頼時のポイント
1. 症状を詳しく説明する
症状を詳しく説明することで、業者側が原因を特定しやすくなります。
エラーコードがあれば、それも伝えてください。
2. 見積もり内容をしっかり確認する
見積もり内容には、作業内容、部品代、出張費などが含まれていることを確認しましょう。
不明点は必ず質問してください。
3. 契約書を交わす
契約書には、工事内容、費用、支払い方法などが記載されています。
内容をよく確認してから署名捺印しましょう。
4. アフターサービスを確認
修理後の保証内容やアフターサービスの内容を確認しましょう。
対応地域内であればここが鉄板!