古くなり、それに伴い使い勝手も悪くなってきたお風呂。
と思い立ち、お風呂のリフォームをご検討中のことと思います。
一口にお風呂のリフォームと言ってもその方法は様々で、手すりや床、壁などを新しくするだけというものもあれば、浴槽を入れ替える、またお風呂そのものを新しくするといった大掛かりなものまで、どんなお風呂にしたいのかによって変わってきます。
そこで重要になってくるのが、どのメーカーのお風呂にするのか。
巷には沢山のお風呂や水回りの製品を取り扱うメーカーがあり、それぞれ特色を持っています。
どれも甲乙つけがたく、売りにしている部分もメーカーによって違ってきます。
仕事柄、お風呂のリフォームの請負業者さんやメーカーさんと接する機会が多く、またどのような商品が人気なのかについても話が入ってきます。
ここではそうした知見をもとに、お風呂のリフォームにあたっておすすめのメーカーを5社に絞り紹介いたします。
目次
1.お風呂のリフォームといえばここ!TOTO

とにもかくにもTOTOです。
お風呂のみならず、水まわり全般をカバーできる日本屈指のメーカーとなります。
標準仕様の「ほっカラリ床」が特徴で、その名の通り床が冷たくなりにくく、またいわゆる親水性の高い構造となっており、大きな水たまりが床に残らず、すーっと引いていくような水の流れ方になります。
また柔らかい素材なので、お子様やお年寄りが転んだ際のリスクを軽減することにもつながるでしょう。
オプションも含めると、お風呂のリフォームとしてはすべての箇所を網羅できるかと思います。
とりあえずTOTOで揃えておけば間違いない! と言っても過言ではないでしょう。
費用面では、一戸建て向けのバスルーム一式が80万円から(工事費含まず)。
もはやおすすめと言うよりは、「何でもいいならとりあえずTOTOにしとけば間違いないよ」というレベルです。
2.お風呂以外にも色々揃う!LIXIL

続いてはLIXILです。
ここも有名どころかと思います。
TOTOと違うのは、LIXILは水回りだけでなく、住宅にまつわるほぼすべてのものを取り扱う総合メーカーだということです。
ですのでお風呂以外にも、例えば窓や扉、お庭の柵なんかもよく見るとLIXIL製かも知れません。
とにかく大きな会社なので、お風呂に限らずラインナップが豊富です。
バスタブやシャワーといった部材に限らず、床・壁・天井・扉・照明など、至るところをカスタマイズして自分好みのお風呂を作ることができます。
費用面では、一戸建て向けのバスルーム一式が66万円から(工事費含まず)。
安くおしゃれにお風呂のリフォームができるので、女性に人気のあるメーカーです。
3.自由なデザインのお風呂に! Takara Standard

水回りの老舗メーカー、Takara Standardです。
一言で特徴を申し上げると、「サイズと質感」です。
特にお風呂をまるごとリフォームする際に、サイズをかなり細かく決めることができるので、
リフォーム前よりもお風呂が広くなった! なんで!?
といったことがよくあります。
また質感の面では、ホーローという素材を得意としています。
これは金属とガラスをかけ合わせて作った素材で、お子様が落書きをしても水拭きだけでお掃除ができたり、湿気や傷に強かったりと、お風呂のリフォームに最適な素材です。なにより非常に綺麗でおしゃれです。
費用面では、一戸建て向けのバスルーム一式が38万円から(工事費含まず)。
質感にこだわる方におすすめです。
4.信頼の家電メーカー! Panasonic

お次はPanasonicです。
こちらも説明不要ですね。
日本を代表する企業の一つで、家電メーカーのイメージが強いため、もしかするとお風呂メーカーでもあることをご存知でない方もいらっしゃるかも知れません。
しかし随分昔からパナソニックホームやテクノストラクチャーなど、住宅へもしっかりと関わってきたハウスメーカーでもありますのでご安心ください。
Panasonicの強みは、やはり家電メーカーであることを活かした「メカメカしいお風呂」です。
浴室乾燥機? 標準です。
浴室暖房? もちろん標準です。
床暖房? 標準に決まっています。
費用面では、一戸建て向けのバスルーム一式が107万円から(工事費含まず)。
テクノロジーの力で快適なバスタイムを楽しみたい方にはうってつけです。
またオプションとして、お風呂後のお肌のしっとり感を保つ酸素美泡湯など、女性に嬉しい機能も充実しています。
5.お風呂の性能を高めよう! クリナップ

最後にご紹介するのはクリナップです。
こちらも老舗の水回りメーカーです。
特徴としてはお風呂全体の保温性能の高さで、まず浴槽にためたお湯が冷めにくくなっています。
これによって、夕方子どもたちがお風呂に入った後、夜遅くに仕事から帰ってきたお父さんが温かい湯船に浸かることができます。
それだけではなく、お風呂そのものも寒くなりにくい構造になっており、冬場に震えながらお風呂に入らなければならないといったことから開放されます。
費用面では、一戸建て向けのバスルーム一式が65万円から(工事費含まず)。
ヒートショック対策をお考えの方におすすめです。

いかがでしたでしょうか。
お風呂のリフォームを行うにあたって、メーカーごとの特色が頭に入っていれば、よりお風呂選びも捗ることと思います。
皆様がお風呂のリフォームの中で何を重視するかによって選択は変わっていきます。
調べるうちに、自分では思っても見なかったお風呂の性能や使い方に出会い、よりよいリフォームに取り組んでいかれることを願っています。
そろそろなんとかしなきゃな