ふとした時に住み慣れた我が家を見ると、なんとなく黒ずんでいたり、苔らしきものが生えていたり、ヒビらしきものが入っていたり……。
一般的に、マイホームの外壁塗装は10年で塗り直しと言われているようです。
実際のところはどうなのでしょうか。
仕事柄、外壁に関わる話を耳にすることが多く、実際にどのタイミングで何をすればいいのか分からないと言った相談をよく受けます。
この記事では、そうした外壁のメンテナンスについて見ていきたいと思います。
外壁塗装が必要なタイミングは?
一戸建てではやはり10年がひと区切りになります。(マンションでは12~3年)
大手ハウスメーカーでは明確に10年ごとの外壁塗装が必要と定めている所が多く、これを行わなければ保証の対象から外れるとまで言っているケースもあります。
また一般的には、以下のようなものが外壁に現れはじめると点検も含め対処が必要とされています。
壁の材質や施工方法によっても耐用年数には差があります。
7~30年と非常に広い幅なので、まずは自宅の外壁の種類から確認してみるといいでしょう。
新築時の図面や仕様書に記載があります。
タイルが突出して耐用年数が高いですが、接着剤が劣化してはがれる可能性があるため、浮いているのを見かけたら一度点検をおすすめします。
はがれ落ちたタイルが近所の子供に当たった、などちょっとシャレになりませんので……。
外壁塗装の相場は?
大手ハウスメーカーの例を引き合いに出すと、屋根を含め2階建てで150万程度が相場となります。
市中の専門業者に依頼すれば安くなるケースはありますが、以下に気をつけて見るようにしてください。
大手ハウスメーカーの場合
別業者で外壁塗装を行うと保証から外れる可能性がある
30年保証や60年保証を謳うメーカーが数多くありますが、当然自社メンテナンスを前提としています。
外壁に限らず、他の業者に依頼してしまうと、
あ、じゃあもうウチのメンテナンスいらないんすね。それじゃ…
となる可能性があるのでくれぐれもご注意ください……。
専門業者の場合
悪徳業者が多く、よく吟味して選ぶ必要がある
悲しいことですが、シロウト相手にふっかけてやろうという業者はまだまだ多く、高い金額を出してしっかりと施工がされればまだしも、手抜き工事などされた日には大変です。
安く済ませたいのであれば、いくつか市中の専門業者から見積もりをもらい比較検討をする方法が確実です。
大手ハウスメーカーで新築をされている場合は保証の部分をよく検討し、ご自身にとって最もメリットのある判断を行なっていく必要があります。
車や引っ越しのように一括見積りを行うことができるサービスもあるので、使えるものは全て使うスタンスでどんどん活用していきましょう!
なんだか最近、家の壁が汚い気がする…。そういえばもう10年経つんだなあ。