これから住宅をお考えの方、またすでにマイホームにお住まいの方、どちらからも注目度が高い蓄電池。
防災対策として効果が高いことや、太陽光との組み合わせでほぼ電力の自給自足が実現できるのが魅力です。
国や自治体からの補助もまだまだ続いており、今が費用を抑えながら蓄電池を導入できるチャンスでもあります。
一方で、
蓄電池の値段はどれくらいするの?
蓄電池はどうやって見積もりを取ればいいの?
といった相談を受けることも多く、これまでの人生で蓄電池という言葉に触れる機会も少なかったでしょうから、導入は検討したいけれど、何をどうすればいいかわからないというのが普通です。
また、こんな時代ですから、問い合わせの段階ではなるべく対面での打ち合わせや商談は避けたい、オンラインで手軽に依頼できるならその方がいい、といった声も多く、私が太陽光と蓄電池の補助や認定制度の説明のために(当時は初期のZEHやBELSでした)、セミナーや講習会で全国を回っていた頃とは随分状況が変わってきています。
この記事では、サンプルのサイトを取り上げて、蓄電池の見積もりをオンラインで取る方法について解説していきます。
目次
蓄電池の見積もり|今回見ていくオンラインサイト

全国
蓄電池の見積もり|サイトからの見積もりの流れ
そのため、オンラインから見積もりを取ることについてもノウハウがあるようで、専用のフォーマットがすでに用意されています。

専用のフォームから以下の項目を入力し、内容をサイト上で送信します。
これから見積もりの依頼をされる際は、前もって情報を用意しておきましょう。
次に見積もり方法の選択。
ざっくり見積もるか、現地調査をした上で詳細な見積もりにするかを選びます。

続いて希望する内容です。
- 何故ほしいか
- いつほしいか
- 予算はいくらか
- どう支払うか
です。

最後に連絡先情報となります。

タイナビ蓄電池では、サイトから見積もりを取るために行う最初のステップはこれだけです。
もちろんサイトからの見積もり依頼、問い合わせ段階ではかかる費用はなく、無料でご利用いただけます。
その後は担当者から折返しの連絡が入り、具体的な話を進めていくという流れです。
通常は蓄電池の購入+設置工事をセットで行うはずなので、工事の詳細な見積もりの際は実際にスタッフがご自宅を訪問し、取り付け場所や配線の確認を行うことが必須となります。
基本的には業者側が段取りを進めてくれるので、最初の問い合わせのハードルが低いのはサイトならではのメリットになります。
サイトそのものについても、問い合わせフォーム以外の部分も見ておくといいでしょう。
特に卒FITについての内容は、私も太陽光・蓄電池を広めている頃からFITに頼らず自家消費で、購入電力を減らしつつ災害対策をメインにするべきという立場でしたので、非常に好感が持てます。
サイトから蓄電池の見積もり依頼|押さえておきたい5つのポイント
①予算
相場感をお伝えすると、容量10kWhの蓄電池で、工事費を含めると200万は超えてきます。
現在でも高価なため、予算を考える上でチェックしておきたいポイントはこちらです。
この辺りが明確であれば、見積もりの段階で的確な機種を選定できるしょう。
②補助金
先に予算について書きましたが、現在は国や自治体からの補助金も出るので、必ず活用しましょう。
2022年度、国の補助金で主なものは、
- DER補助金(分散型エネルギーリソースの更なる活用に向けた実証事業)
- ZEH補助金(ZEH支援事業)
- ストレージパリティ補助金(二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金)
の3つです。
基本的にはDER補助金(新築であればZEH補助金も候補)を使うことになるかと思います。
自治体の補助金は、もちろん各自治体によって異なるので、お住まいの自治体の補助金についてチェックしてみましょう。
予算がなくなり次第終了といった自治体が多いため、早めの申請をお勧めします。
③設置場所
最近の蓄電池は小型化が進んでおり、設置スペースについてはそれほど気にする必要はなくなりました。
基本的には住宅の外側、外壁に取り付けるものとなります。
稼働状況によっては音が出ることもあるので、寝室などにはあまり近づけない方がいいでしょう。
④太陽光発電の有無
すでに太陽光発電が設置されている場合は、特に気にする必要はありません。
もしも太陽光発電の導入をされていない場合、併せてご検討されることを強くお勧めします。
私の主観ですが、蓄電池単体では正直コストパフォーマンスは高くないです。
蓄電池に効果がないということは全くありませんが、それでも蓄電池単体のメリットに対して導入費用が高すぎます。
もしも太陽光発電とセットでの導入をお考えであれば、カーポートの屋根を太陽光発電化することをお勧めします。
屋根への取り付けは雨漏りのリスクがあり、施工保証がきちんと行われるかが分かりにくいからです。
⑤相見積もり
面倒ですが、できれば複数社から見積もりを取ることをお勧めします。
理由は価格が下る可能性が上がるからです。
優良事業者であっても、当然競合がいれば価格競争が起こります。
タイナビ蓄電池では最大5社の相見積もりが可能なので、積極的に活用していきましょう。
いかがでしたでしょうか。
ここまで、蓄電池の見積もりもオンラインサイトから取る時代ということで、蓄電池の見積もりをサイトから取るための方法、押さえておきたいポイントについて、タイナビ蓄電池というサイトをサンプルとして見てきました。
昔は、地元の業者を探し、事務所に行って商談を行う……。といった方法が主流でしたが、時代は変わり、サイトから蓄電池の見積もりを取るのは当たり前、どれだけ手軽にそれができるかといった状況です。
今回の記事をご参考に、まずは蓄電池の見積もりをサイトから取ることにチャレンジしてみて下さい。
太陽光発電単体の補助金はすでに終了しています。
蓄電池の補助は国・自治体ともに今も行っていますが、ある程度普及したとみなされた時点で順次補助は終わっていきます。
補助がある内に片付けてしまうことが、蓄電池の最もコストパフォーマンスの高い導入方法です。
今回参考にしたサイトはこちら
優良業者は早いもの勝ち! 急いで見積もりを!
蓄電池ってよくわからないけど、何を選んだらいいの?